医院名:モーニングクリニック六本木 
所在地:東京都港区六本木6丁目1-8 
電話番号:03-5860-6935 
六本木グリーンビル7階

頚部良性腫瘍摘出術

頚部良性腫瘍とは

首やあごの下にグリグリしたものやしこりができることがあります。このしこりには、色々な種類があります。

しこりの種類

1. 炎症性のリンパ節(リンパ腺のかたまり)の場合

リンパ節がはれる場合は、どこかに必ず原因があるはずです。炎症や傷などにより、その近くのリンパ節がはれてくるというパターンが多く、扁桃腺など、のどに炎症がある場合などは首のリンパ節がいくつもはれてきます。虫歯でもあごの下のリンパ節がはれてくることがあります。まれに結核菌がついて、はれてくる場合もあります。
このような炎症や傷からはれてくるリンパ節は、多くの場合痛みがあります。首のグリグリを押すと鈍い痛みを感じるはずです。このようなリンパ節は原因となる炎症や傷が治ると、自然に小さくなります。

2. がん転移性の場合

首のリンパ節がはれた場合、喉頭がん、咽頭がん、食道がん、舌がん、歯肉がん、甲状腺がん、唾液腺がんまたは、悪性リンパ腫というリンパ腺のがん等が疑われます。
傾向として、痛みはなく、硬くごつごつした触感のことが多いようです。この場合、自然になくなることはありません。
がんがリンパ節に転移した場合、全身転移の可能性も高くなりますので、まずがんの治療(手術や全身的治療)が優先されます。

3. 顎下腺、耳下腺、甲状腺にできる良性腫瘍の場合

顎下腺は両側方のあごの下、耳下腺は耳の下か手前、甲状腺は首の真ん中やや下寄りの部分にあります。顎下腺と耳下腺は唾液をつくるはたらき、甲状腺はホルモンをつくるはたらきがあります。

これらの臓器には良性の腫瘍ができることは珍しくありませんが、ごくまれにがんができることもあります。
悪性か良性かを判断するために、しこりに針をさし、細胞を検査しますが、良性と判断されても、結節性甲状腺腫・腺腫様甲状腺腫以外は、手術で摘出することが多いようです。

良性の腫瘍の場合、小さくなることはありません。非常にゆっくりとしたスピードで大きくなり、およそ5年から10年かけて目立つようになっていきます。手術以外になおす方法はありません。

4. 正中頸のう胞、側頸のう胞の場合

生まれつき首に袋ができていて、そこが感染をおこすと、腫れて、痛みを感じます。耐えきれず首の皮膚に穴があいて膿が流れ出てくる場合もあります。
いったんはれが引いて、小さくなることもありますが、またはれてくることもあります。一度見つかったら、手術で取り出すことが基本になります。

5. 皮膚の下にできる良性腫瘍の場合

脂肪が変化したものは脂肪腫(しぼうしゅ)、血管が変化したものは血管腫(けっかんしゅ)、神経が変化したものは神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)、カスがたまったものはアテロームといいます。にきびやほくろは腫瘍ではありません。
これらの腫瘍はがんに変わることはありません。手術して取る理由の大部分は美容的な問題です。

当院で行っている治療

しこりがあると気づいたら、早めに通院してください。
まず、CTや超音波検査などで大きさや性状について検討し、場合によっては、針をさして細胞を調べます。
日帰り手術の対象になるのは、「3」の一部と「4」「5」の場合です。
レーザーメスを使って出血を最小限におさえながら、傷口は極細の糸で縫い合わせ、その上からラップを貼り、血抜きのチューブを持続的につけることにより、通常は7から10日間の入院が必要な手術を日帰りで行うことができ、しかも術後の傷も目立たないようにできます。

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